6月に近くの公園でまだ青々した10cmはあろうかと言う松ボックリを見つけた。友人にその大木が「ヒマラヤ杉」だと教えられたのは先月のこと。と同時にあのでかい松ボックリの先だけが落ちるとそれが「シダーローズ(ceder rose)」なんだよとも教えてくれた。
リースの素材に使われるシダーローズ、薔薇の花の姿をした枯れ色の松ボックリが近所に落ちているとは知らなかったなぁ。以来公園へ行くたびに地面を探し、拾ったシダーローズは100個にもなろうか。
松脂でベタベタしてるからアルコールで拭き、バラバラにならないよう元をホットグルーで固め、いくつかリースを作りご近所さんにも差し上げた。
そんなルカ散歩の途中で、子供が落としたのかプラスチックの小さなボールを見つけた。拾ってみたらプラスチックではなく植物の実だ。その場でGoogle Lensで検索したらすぐにそれがムクロジ(無患子)の実だと教えてくれた。見上げれば葉をすべて落とした大きな木があり、その枝に沢山の丸い実が付いていた。どんな葉が茂っていたのは全く記憶にないが、その実は実にユニーク。
直径2cmほどの半透明の殻には細かな模様が入り、これは強度を保つリブなのだろうか?振ると中の黒い種がコロコロと音を立てる。大風の吹いた翌日に期待しつつ再訪、沢山の実を拾ってきた。「無患子」の名前から分かるように病や邪気を払ってくれるそうだから、種を取り出して飾ってみよう。
直径1cmほどの真っ黒い種は硬く、羽根つきの羽の重しに使われるのだそうだが、古くは釈迦に由来する数珠の起源なのだとか。「無患子」だものな、無病息災、厄除け、魔除けに効きそうだから、綺麗に磨き、穴開けて糸で繋げてルカのお守りにしよう。
殻は簡単に破けるが中の黒い実には細かな白い毛が密生しているから、ドリルに取り付けた細かなサンドペーパーでまずこれを磨くように取り去る。1.5mmドリルで中心に穴を開けようとするが、相手が丸いから動かないよう挟み込むジグを作り、合計60個の実に穴を開けた。
最初のイヌTittyのために昔作ったネックレスの部材をいくつか間に入れ、数珠ならぬお守りネックレスに仕上げ、Tittyそっくりの胸像に掛け、ルカを守ってやってねとお願いする。
実りの秋は色んな拾い物があり、イヌ散歩も楽しい。
posted by サセックス卿 at 11:49|
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